インプラント治療には、明らかに利点の方が大きいのですが、欠点はないのでしょうか?
インプラントの利点欠点を考えれば、利点の方が欠点を上回っているといえます。日本のインプラント治療は、歯科医院による差が非常に大きいのが欠点といえます。しかし、しっかりした医療機関を選択できれば、インプラント治療の欠点については、あまり考えないで良いと思います。医療機関の選択の為にも、インプラントの利点と欠点について学んで欲しいと思います。
インプラント治療の利点と欠点を比較
インプラント治療の利点 | インプラント治療の欠点 | 考察 | |
隣の歯の影響 | 隣の歯を削らなくて良い利点と隣の歯に力学的な負担をかけない利点があります。 | ブリッジと違い、外科手術が必要なのが欠点かも知れません。 | 部分的に歯を失った場合、ブリッジにすると健康な両隣の歯を削らなければならないという欠点がありますが、歯科インプラント治療の場合は、その必要が無いのが大きな利点です。歯科インプラント治療の欠点として外科治療を挙げましたが、インプラントの効果を考えると多少の外科手術は大きな欠点と言えないと思います。 |
施設の問題 | 歯科インプラント治療の設備が整った施設で治療を受ける事が出来るのが利点 | 欠点として、日本には外科手術室等の設備の整った施設が少ない。 | 詳しくは歯科インプラント治療の設備の所で述べますが、 歯科インプラント治療に必要不可欠な器具、器械を揃えていない歯科医院もありますので、よく調べましょう。 |
歯科医師の 問題 |
日本にはインプラント埋入数が年間100本以上の歯科医師がおり、インターネット等でそれを探せるのが利点です。 | インプラント埋入数が年間100本以上の歯科医師が少ないのが欠点です。 | 主治医に年間埋入数は何本かと聞くことは失礼に当たらないと思います。一般にその数が多いほど信頼していいのではないでしょうか? |
歯科技工士の 問題 |
日本の歯科技工士は外国と比べるとレベルが高いといわれます。世界のトップを行く技工士もいる事は利点といえます。横ネジ式の上部構造が作れる技工士が日本にはいます。 | 技工士の技術の差が大きく、横ネジ式のインプラント人工歯を作れない技工士もいます。激安インプラントを売りにしている歯科医院の技工士は安く仕事をしますが、技術レベルが高いとは考えにくいです。 | インプラント治療にとことんこだわる良い歯科医師と出会って下さい。その歯科医師は、良い技工士と付き合っている可能性が高いです。歯科医師に技工士の名前を聞いてみて下さい。もし、歯科医師が技工士の名前を答えられないなら、歯科医師ですらインプラントの人工歯を作る技工士が誰だか知らないという事です。良い技工士の可能性は薄いと思います。 |
インプラント メーカー |
世界標準といわれる品質のしっかりしたインプラントのメーカーがあるのが利点です。 | 欠点として、小さなインプラントメーカーは大きな会社に吸収されたり、倒産したりしてインプラントの修理部品が入手できなくなっています。会社は潰れるというのがインプラント治療の欠点です。 | 世界レベルで成功しているインプラントメーカーの製品を使っている歯科医院と付き合えば問題ないと思います。 |
治療費 | 治療を受ける歯科医院のレベルにもよりますが、インプラント治療は価値に見合う金額で治療を受ける事が出来る。 | 一見高額で、保険診療と比べると支払いの額は大きい。 | 一般的に「インプラント治療は高い」と思われがちですが、価値と金額を比べた結果、「インプラント治療は安い」と言ってくれる多くの方と私は出会っています。 支払った額に見合うものよりも、価値のあるものを手に入れた時に、人は安かったと言うのです。もし、やはり「インプラント治療は高い」と信じているならば、あなたはインプラント治療をやらない方が良いでしょう。 |