サイナスリフトとは、上顎洞挙上術とも言います。
上顎の奥歯の骨が足りなくて、そのままではインプラント治療が出来ないようなケースでも
そこに骨を作ればインプラント治療が可能となる訳です。
そこで、サイナス(上顎洞)と呼ばれるスペースに人工骨や自分の骨を移植する方法によって、上顎の奥歯相当部に骨を増やし、インプラント治療を行おうというものです。
この治療法を行える歯科医師は少ないのですが、サイナスリフトに慣れた歯科医師が行えば決して危険な手術ではありません。
という事は、サイナスリフトのテクニックを待たない歯科医師にインプラント治療を依頼するのは避けた方が良いと思いませんか?
歯科医師達の間では『サイナスリフトができる歯科医師』か、『できない歯科医師』かでインプラント治療に関する技量の度合いを知る目安とされているからです。
サイナスリフトの手順
サイナスリフトの手順の一例を示します。
まず、局所麻酔と静脈内鎮静法を行います。骨をいじる手術ですから通常の歯科診療室では行いません。清潔な「インプラント専用手術室」で行います。
上顎の奥歯に相当する精密な手術ですので、外科用の無影灯は不可欠です。
(歯科用のライトでは危険な為に通常は行いません。暗くて見えないからです。)
手術は静脈内鎮静法の下で行う為に全く怖さや不安を感じる事はありません。
歯肉を切開し、骨を露出させ、サイナス(上顎洞)の骨を増やしたい部分の横から骨の一部を外します。このときに、シュナイダー膜といわれる粘膜は傷つけません。
シュナイダー膜を剥離し、自分の骨や人工骨を入れます。そして、外した骨を戻します。
縫合します。
外科的侵襲は大きいので、術後5日は腫れるのが欠点です。
しかし、従来『骨が無いのでインプラントは出来ません』と言われていた方もインプラントをあきらめないで良いのです。
水戸インプラントクリニックおおとも歯科では、人工骨に安全なものしか使いません。
牛の骨や人間の死体から採った骨、アパタイトは決して使用しないことをお約束いたします。