整形外科で平均年齢より骨量が足りないと診断されたがインプラント
インプラント治療体験
平成18年11月から翌年7月まで、私にとっては随分長く感じられた9ヶ
月でした。
左上奥歯4本をインプラントにしようと思い立った理由は、この年
齢(56歳)で入れ歯にするのが嫌だったからです。おおとも歯科を選んだの
は、ホームページの案内文と体験者のレポートから、何となく良さそうな気が
したためです。先生に初めて相談した時、インプラント治療の詳細について、
利点あるいは限界なども含めて率直、丁寧に説明していただき、先生の人柄も
合わせて、自分の選択に間違いはなかったと思いました。
いざ治療を始めてみると、手術までに準備することがあまりにも多すぎて、
途中くたびれたなと思うことがありましたが、一度も辛いという経験はなかっ
たように感じます。二度の手術の際も、最初は特別の麻酔のせいもあり、
苦痛らしい苦痛もなく済んでしまいました。
無論、先生とスタッフの皆さんの
力量の賜なのでしょうが、この間、先生からは、「あなたの骨は強度に不安があ
るから、手術がうまくいくかどうか解らない。」というニュアンスのことを言わ
れ、不安に駆られた事もありました。その後、整形外科で平均年齢より骨量
が足りないと診断され、不安に追い打ちをかけられました。結果的にうまく
いったのですが、あの時の言葉と一緒に何かフォローする言葉があれば救われ
た気持ちになれたように思います。ただ、よく考えれば、先生の言葉は医師
として当然のものと思っていますから、結局このことは、人情の機微に
関わるものに過ぎないのかも知れません。病人というものは大抵は不安の心情
のなかにいますから、こうした傾向があることも避けられない事なのだと思
います。
現在、無事治療も済み、快適な食生活を享受しています。これも、偏に、先
生とスタッフの皆さんのお蔭と心から感謝しております。どうかこれからも、
私同様悩める多くの歯科患者の方々に、すばらしい治療を提供して頂くように
お願いします。また、私自身の治療とメンテナンスについても宜しく願いし
ます。